温かいところが好き。
私がヨーロッパに住んでいたのは、20代の頃です。
そして30代になった今、明らかに感覚的な部分で、何かが変わったことを実感しました。
私が特に機嫌がよかったのは、アノネー、マドリード、アリカンテにいた時です。
■温かいところが好き。
一方、どことなくそわそわし、早くここから離れたい、と思った瞬間があったのは、パリとシュチェチンです。
この2つの気持ちの差にはどんな原因があるのか?
まず、アノネー、マドリード、アリカンテは、暖かくて天気がずっと良かったです。
一方、シュチェチンとパリは特に夜の冷え込みが厳しく、それだけで、気持ちまで暗くなったところがありました。
昔はこんなことはありませんでした。
美しい国、歴史ある国には等しく憧れ、それが北国であろうが南国であろうが、関係なかったのです。
ところが今回は、南にいるほど機嫌が良く、心が落ち着きました。
ポーランドがどんなに素晴らしい国でも住みたいとは思わなかった代わりに、スペイン語が話せずに苦労したスペインなら、住んでも明るく暮らせそうだ、と思いました。
このように20代と30代では、感覚的なものが違ったわけですが、何故そのような違いが生じたかを考えてみると、どう考えても答えは一つしかありません。
歳を取った・・・ということです(-_-;)
年を重ねると寒さに耐えられなくなるんですね。
それを今回の旅で実感し、南国には妙に居心地の良さを感じたのでした。