常備薬
旅の道中で病気になると、本当に大変な思いをします。
私もポーランドで歯が欠けた時には凄く焦り、友達の助けを借りて、すぐに病院に駆けつけました。
しかし、これはかなりラッキーな状況。
普通はすぐに助けてくれる現地の友達がいないことの方が多いのです。
そこで、旅での病気に備え、日本から薬を持っていくことをお勧めします。
■胃腸薬
特に多くの日本人が経験すると思われるのは、胃の不調です。
ヨーロッパでは、食べ慣れない食事を食べ続けることが予想されますが、それは明らかに、胃に大きな負担をかけていることになります。
特に刺激の強いもの、脂っこいものを食べた時には、旅の疲れと重なり、一気に胃の調子を崩す可能性が出てくるでしょう。
その際には、病院に行かなくても、日本の薬さえあれば、何とかなることが多いのです。
私も、フランスで過ごしてドイツに移動した頃、胃の調子が悪くなりました。
そこで、日本で用意してきた胃薬と吐き気止めを飲み続け、ポーランドに行く前に、何とか持ち直すことができました。
手元に薬があって本当に良かったです。
現地の薬は、仮に手に入るとしても、日本人の体質に合わないこともあります。
一般に、欧米人が使う薬は日本のものよりずっと強いので、彼らの薬を服用すると、副作用のリスクも高くなるのです。
旅でどのような病気になるかを想定し、薬を準備していくことは、旅の大きな助けになると思います。