楽しいパリの散歩(6月6日)
私は人生で、パリには嫌われる一方だと言わんばかりの経験を多くしてきましたから、もう、パリに憧れるも何もなくなっていました。
しかし、ジェムが「折角パリに来たんだから」と言い、しかもパリ滞在中、彼はパリで仕事があったので、私はその間に、街中に繰り出すことにしました。
あの有名なシャンゼリゼ通りのそばで彼の車から降り、いざパリ観光へ出発!
本当に無事でいられるのか、半信半疑な気持ちで歩き始めました。
■エッフェル塔とセーヌ川
そしたら、これが凄く楽しい!
私はパリ観光の予定もなかったので、特にガイドブックも持参していなかったんです。
しかし、シャンゼリゼをまっすぐ行けば凱旋門だということは知っていたので、ひたすら凱旋門を目指して歩いていました。
それだけで、本当に満たされたんです。
私は写真が趣味なので、歩くのが遅く、すぐ立ち止まって撮影に没頭してしまうのですが、全ての風景が新鮮で眩しく見え、その壮大な風景に圧倒され続けました。
そして、ランチをカフェで取った時も、ウェイターとも楽しく会話をし、道を尋ねると誰もが親切に教えてくれ、パリを歩く人々の温かさにも感銘を受けました。
元々、外国人に対して物怖じせずに接することができるタイプなので、そういった自分の性格も幸いしたのでしょう。
シャンゼリゼからマルソー通りという道に入り、セーヌ川に至る道のりを、ただひたすら幸せに入り浸りながら歩きました。