精神安定のために
私は、ヨーロッパ旅行の中で、その土地の文化にどっぷり浸かり、大いにカルチャーショックを受け、そしてその中で様々な葛藤があってもいいと思います。
■ヨーロッパの街角
実際に多くの人がカルチャーショックのために精神不安定になるようですが、それはごく自然なことです。
しかし、私の場合は、何よりも健全な精神状態を維持すること、これが最も大切でした。
何故なら、自分が健全であれば、より積極的に物事を吸収するエネルギーが沸いてくるからです。
ですから、一人でいる時間は、とにかく日本でのありふれた日常を実行するようにしました。
パソコンでいつもチェックするサイトを見たり、日本式の食事をしたり、USBに多くの動画を落としてあったので、それを見てリラックスしていました。
一人で過ごす時間では、本来の自分を一度完全に取り戻します。
そうすれば、精神的疲労を減らすことができるのです。
異文化に浸るだけだと、本来の自分の生活パターンとは完全に違うわけですから、疲労が蓄積するのは必至です。
その精神疲労を、その都度解消することで、私は旅先で精神的に大きく崩れることなく、また異文化にどっぷり浸かりながらも本来の自分を見失わずに済んだのだと思います。
旅先での心の管理は、本当に人それぞれです。
しかし、精神面で起こりえることをある程度想定しながら行動することも、必要だと思います。