旅を支える靴
私は観光に充てた日のことを考えると、平均して1日に5時間ほど歩き続けました。
何故、これほど歩くことができたかと言うと、靴が良かったからです。
とはいえ、何も高価な靴を買う必要はありません。
ヨーロッパの石畳は日本のコンクリートの道路よりも硬く、足腰に負担がかかります。
その負担を軽減する、という条件に合った靴を用意すればいいのです。
私が持っていった2足の靴は、それぞれヒールが薄く1cm程度のもので、底の部分は適度な硬さのクッションになっていて、歩く時の負担を軽減してくれました。
写真右側の靴は、真ん中で折ることができるくらいに柔らかく、足の裏に常にフィットしてくれました。
■足の裏にフィットする靴
左側のサンダルは、「Dr.ショール」のものです。
■Dr.ショールのサンダル
Dr.ショールの靴専門店が近所にあり、私はそこで店員さんに細かく用途を告げ、目的に合う靴選びを一緒にしてもらいました。
このサンダルは、街中でもビーチでも大活躍してくれました。ヨーロッパを観光する、と考えた時に、まず靴のことは大いに考慮すべきです。
日本人は筋肉の繊維が細く、靴が悪ければ、すぐに体を壊します。
かしこまった席の予定もないのにピンヒールの靴を持っていっても、全く意味がないでしょう。
もしそのような席がある場合には、ヒールの高さや太さを充分に考えた上で靴を選び、持って行ってください。
旅では、靴こそ生命線になるのです。