バランス調整
今回の旅行記を見て、多くの人が「さほど観光していないのでは?」と思ったに違いありません。
確かに私は、沢山の観光地を訪れることができませんでした。
というより、その必要はないと思っていたのです。
何故なら、一ヶ所をよく見て歩くことの方が好きだからです。
それと、周りの景色をじっくり眺めながら、趣味である写真撮影に没頭もしながら歩くと、それだけで時間があっという間に過ぎていきます。
私は、2時間位休憩も取らずに歩いたことも多々あり、何度も足のマッサージが必要だと思いました。
しかし、目的はそこそこ定める程度でいいのではないか、という気楽な感覚を重視することにしていました。
観光地こそ多くは訪れませんでしたが、その代わり、見知らぬ人とのお喋りを楽しみ、街の光景そのものに魅了され、心もリラックスして過ごせたのではないかと思います。
旅の中で、「詰め込み」行動が必ずしもいいとは限りません。
よく私は、3泊4日の強行ヨーロッパツアーなどで、体調や精神状態を崩す人がいると聞きますから。
それに元々、私はインドア派。
外にいるだけでなく、室内に籠っていると落ち着くことが多いのです。
私は今回の旅では、よく歩いたと同時に、夜の多くをホテル(若しくはステイ先)でのんびりして過ごしました。
その「内と外のバランス」が今回の旅で絶妙に調節できたことが、自分を終始快適にしてくれたのだと思います。