コミュニケーションの力
旅を日記風にまとめると、どうしても細かい所が省かれます。
私の旅行記を読んで、私がどの程度、人々と接していたかを窺い知ることは難しいと思います。
実際の私は、とにかく「人間、口が利ければ何とかなる」と思い、わからないことは、素直に人に聞けばいいと思って行動していました。
それは、日本で教えられてきたことと全く同じで、それが外国語を使うということであっても、変わりがありません。
■コミュニケーション
私は、カフェでランチを取れば、右隣りのイギリス人カップルと会話をし、左隣りのフランス人カップルには地下鉄の乗り方を教わり、ついでに、お喋りも楽しむというような感じで過ごしました。
いつも私は人に何かを尋ねていて、お喋りが止まらなかったように思います。
アリカンテでは、空港に行くタクシーの中で、運転手と共通語がないことに苦労しました。
しかし、お互いにわかる範囲での単語を並べ、ジェスチャーを交えたら、「この辺のビーチは砂が硬くて、レジャーには向いていない」と説明されていたことがわかりました。
共通語がなくても、案外細かい話ができるものです。
私は今回の旅で、人とのコミュニケーションを全く恐れることはありませんでした。
私の言葉が通じなくて困っても、動揺せず、常に自信を持つようにしていました。
そのお陰で、人との交流でイヤな思いをせずにいたし、語学も上達することができたのだと思います。