パリ最後の夜
エリゼ宮、そしてポンピドゥーで過ごした後、地下鉄に乗ってホテルに戻ろうとしたのですが、この旅二度目の発作に襲われそうになりました。
元々、ラッシュ時の電車が最も苦手で発作が出やすいのですが、私がポンピドゥーから列車に乗った時が、まさにフランスのラッシュの時間帯だったのです。
とはいえ、日本のラッシュアワーほど車内がパンパンになっているわけではなく、座る場所が全くない、という感じです。
私は軽い吐き気と頭痛に見舞われましたが、何とか最寄駅まで我慢することにしました。
■パリ最後の夜
ホテルに着いた時にはぐったりです。
夜は、余力があったら、シャンゼリゼの夜景を撮りに行こうと思っていました。
しかし、やることが山積していて、ホテルから出ることができずに、夜を過ごすことになりました。
もっとも、そこまで夜景撮影に乗り気ではなかったのかも知れません。
気分的には、疲れが一気に出てきたような感じでしたから。
そして、今回の旅で二度目のパリを堪能できなかったことを、残念に思いました。
パリそのものは、今回歩いてみて、改めて多くの魅力に溢れた素晴らしいところだと実感しました。
世界中の人々を惹きつける理由も、現地を歩いたからこそ理解できたような気がします。
しかし何はともあれ、タイミングや天候の悪さが災いして、この日はどんよりとした気分のまま、早めに寝ることにしたのです。