機内での時間
行きは羽田から北京まで3時間50分、北京からシャルル・ド・ゴール空港まで11時間5分のフライト時間でした。
私のここ5年以内を見てみると、合計15時間ものフライトは尋常ではない長さです。
正直私は、このフライトのことも心配していました。
ロンドンでの鬱は克服したものの、まだ若干のパニック障害が残っているからです。
機内でパニックになっても飛び降りることはできません。
ですから、いかに時間を潰すか、それについては随分考えてきました。
結局、私は大の推理小説好きなので、本を数冊持参することに。
そしてケータイのゲームで遊ぶこともできるし、疲れればぐっすり寝ることもできる、というように、幾つかのオプションを用意しておきました。
この対策はプラスに働きました。
北京からのフライトでは寝ることと読書で時間が過ぎていき、心理的苦痛は殆どなかったように思います。
それと自分がいつもフライトで大切にしているのは、着心地のいいものを選ぶことです。
私はTシャツにスウェットのパンツ、ヒールなしの靴、下着も締め付けの緩いものを選びました。
こういう工夫ひとつで案外快適に眠れるものです。
こんな感じで、機内ではむしろ快適に過ごせたのではないかと思いますが、機内食に関しては・・・ノーコメントです(苦笑)。
私は生粋の日本人で、そんな私には中国風の味付けは合わなかった、ということです。
そして、飛行機はシャルル・ド・ゴール空港に無事に着陸しました。