旅行へのストレスと葛藤
旅程を組みながら、最初はストレスの連続でした。
かつては海外旅行に慣れていた私ですが、それは15年も前の話。
インターネットが普及し、全ての勝手が変わってしまったわけですから、以前のように簡単には行きません。
それと、以前は全て旅行代理店に任せていたような細かい旅程の調整も、全て個人的にオンラインでできるようになってしまったために、かえって自分でやらなきゃならないことが増えたわけです。
もう、サイコーにストレスが溜まりました!
日程にズレはないか、ホテルをダブルブッキングしていないか、など、何度も予約詳細を見て確認し、楽しい旅行計画どころではなくなっていました。
その一方で、「ヨーロッパに行くんだ。一体どうなるんだろ?」という不安も大きくなっていきました。
私の場合、私の家族そのものがヨーロッパと深い縁があったので、必然的に自分もヨーロッパに住むことを選んだ節がありましたが、だからこそ、そこで病気になり疲れ果てた記憶が大きくのしかかるわけです。
行きたいし、行きたくない、という葛藤が膨らみ、度々、知人の精神科医にも相談しました。
何より旅をすることで精神的な疲労が大きくなることが怖かったので、心理学の本も随分読みました。
相当ナーバスだったわけですね(苦笑)。
しかし、そういう状況に慣れてくると、自然に心も回復していき、清々しい気持ちで出発の日を迎えることができました。